メルマガ『発想源』
『ドラゴン桜』の14巻が発売されましたね。私(ブログ担当:寺西)も、どんな内容が書かれているのか、どんなストーリーが研究されているのか、などを見て、お客様の欲しがっているポイントを探る!?ために、発売とほぼ同時に手に入れております。
その14巻、巻末インタビューでは、弘中勝氏がゲストでした。
きっと学生の皆さんは「えっ?誰?」と思った方が大半でしょうが、『ビジネス発想源』という超人気のメルマガの発行者で、日本のビジネスの世界では有名な方なんです(もちろん、私も読者の一人です^^)。
読者からのおたよりをメルマガ上に掲載されていることもあるのですが、意識の高い高校生の方からの意見もたまにありますので、高校生くらいであれば十分読める内容です。
そのメルマガ、つい2日ほど前に届いたものの中に、次のように書かれていました。
バックナンバーを公開しない貴重なメルマガなので、全文を引用はできませんが、一部触りにあたる部分を紹介します。
タイトルは「何もやってない上での質問」。これにビビッときたわけですが。。。
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例えば、「1分読むだけで楽々分かるビジネス発想源」
というような題名にすればもっと読者数が集まるはずなのだが、
読むだけで分かるはずがない。能力は絶対に上がらない。
「読むだけで分かるなら読もうかな」という程度の低い人しか
集まらないというのは目に見えている。
だから「発想源のおかげで、マーケティングが変わってきました」
という報告をして下さる方は、きちんと実践している人。
実践していない人は、「いつもハッとさせられます」
「気づきを得ています」「目からウロコです」とかばっかり。
ハッとするのはいいが、結局何も変わってない。
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激しく同意。
いろんな高校生から学習相談を何年間も受け続けてきておりますが、一番意味がないタイプの質問は、間違いなく(!)これです。
「一番早く実力がつく勉強法を教えて下さい」
このような質問をする学生を見ていると、だいたいは、大きな2つの欠陥があります。
- いろいろな勉強法を調べていない。
…世の中には様々な「勉強法本」が出版されています。またインターネットでちょっと検索すれば、多くの勉強法のヒントが出てきます。そういう努力を怠っています。
- 勉強法を提示してもやらない。
抽象的な質問をする人に限って、その場で提示した勉強法を実践しないんですよね。以前学習相談サイトの管理をしていたり、今ではパルティオゼットの中での学習相談をちょろちょろ見ていますが、「あれ?前にもこの学生、同じタイプの質問をしたじゃない…」ということが散見されます。その場では「ありがとうございました!大変参考になりました!」と言葉では返せども、やってないんだろうなあ…とつくづく思うんですよ。
「一番早く実力がつく勉強法を教えて下さい」。
…これくらい抽象的な質問になると…「学校以外の時間は全部勉強時間に費やすのが近道です」としか答えようがないのがホントのとこですよね(苦笑)。
学習法に悩んで直接相談する前に、そして相談した後に守って欲しいこと。
- まず自分でいろいろ調べて見ましょう。
- そのうちのいくつかを試してみましょう。
- いくつか試してうまくいかなければ、その事例を相談者に具体的に示しましょう。
- 相談者に示された学習法を鵜呑みにせず、いくつか自分の性格・特徴にあったトッピングを加えましょう。
- そしてもう一度、実際にやってみましょう。
- それでうまくいかなくても、すぐに相談者を責める気持ちを持たないようにしましょう(自分のどこが悪かったか?と考えるのが先決です)。
今日紹介した『ビジネス発想源』を読み続けるのも第一歩かもしれませんね。