夏目漱石


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自己の個性の発展を仕遂げようと思うならば、
同時に他人の個性も尊重しなければならない。

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夏目漱石についての説明はいいですよね。
引用文は『私の個人主義』(講談社学術文庫)より。


「“権利”と表裏一体のものに“義務”がある。」
よく言われることです。
“権利”を行使したいのであれば、義務を果たすべきだ、と。
ここで取り上げた引用文は、この“権利”と“義務”の関係として言われることと、本質的には同じ様なことを言い表していると捉えられないでしょうか。


簡単に言えば「ジコチューは却下」ということでしょう。


自分の個性的なところを認めてほしいのであれば、しっかり他人の「人とは違う」ところを認めなければいけない。
権利を主張するのであれば、義務をしっかり守らなければいけない。


前者だけで後者がない人を、「自己中心的な人」といいます。


個性とジコチュー、履き違えない様にしたいものですね。