うまくいったり、いかなかったり


こんにちは。
キャリア・アドバイザーの松尾順です。


私は音楽が大好きで、様々なジャンルの曲を聴くんですが、J-POPの中で好きなアーティストのひとりは、韓国生まれの女性歌手「BoA」です。


彼女は12歳の頃スカウトされ、それから中学・高校には行かず厳しいレッスンを続けてきたプロ。アイドル上がりの即席歌手と違い、実力は筋金入りです。


特に、あのファンタジックボイスがたまらない・・・


おっと、いきなり話がわき道にそれました。本題に戻します。



先日あるインタビューで、「BoA」は、

“うまくいってた時も、うまくいかない時もあったけど、だからこそ、自分の何が良かったのか、悪かったのかがわかるようになった・・・”

といったことを言っていました。


さすがですね。苦労人は違う。彼女は、今でこそ確固たる地位を築いているといえますが、ここまでくるまでに、やはり大きな好不調の波があったそうです。



いきなり「うまくいく」人は大変幸運な方です。


乗ってる時って、やることなすこと当たるもの。だからこそ、「なぜ自分がうまくいってるのか」が自分ではわかりません。でも、いつかは不調になる時期がやってきます。この時も、最初のうちは、「なぜうまくいかなくなったのか」、理由があまりよくわからない。


ともあれ、這い上がろうと必死にいろいろやっていると、再び好調の波に乗れる。しばらくして再び落ちる時期がある。また這い上がる。


こうしてうまくいく時、いかない時を繰り返しているうちに、少しずつ、自分がどんな行動をすることが好調を維持するために必要か、あるいは、不調から早期に回復するために何が有効かを判断できるようになっていきます。


つまり、好不調の波をくぐりぬけることによってのみ、私たちはよりよい生き方を学ぶことができるというわけです。



このブログを読んでくれてる方の中には、「いまどん底なんですよ」なんて愚痴りたくなるような人もいらっしゃるでしょう。


でも、人生なんてそもそも「うまくいったり、いかなかったり」するものなんです。どちらの時期でも、あなたは何かを得ている。学んでいるのです。


このことを忘れないようにしましょう。


(キャリア・アドバイザー 松尾順)