ギネスから学習論。

みなさんこんにちはーー。ギネスの清水流美(しみずるみ)です。
今回で4回目になります、このギネストピックス。そろそろ皆さんにも「お側感」を持っていただける頃かな?と思っています。
さぁ、今日も楽しいお話をしますよ!


先週まで、「3回もギネス記録を更新しちゃった千葉県の原口證さん」をご紹介していました。
「円周率をどこまで暗誦できるか」というギネス記録を3回も更新した原口さん、最終的には、なんと83,431ケタの円周率を暗記し、暗誦してしまったのです!
1度目と3度目は「ギネス記録更新」としてイギリスにあるギネス社に申請をして、いまは、返事待ち、という状態です。


さて、私は原口さんとは一度お会いしたことがあるのですが、何のことはない「とっても気さくで普通の方」なのです。
そんな、普通の方が、なぜそんなことができたのか。どんなアタマの構造なのか。どんなに強靭な心臓を持っているのか。
いろいろと聞きたいことがヤマモリです。


そこで、原口さんにお願いして、少しインタビューをしました。
学生の皆さんに、すごーーーく参考になるお話をたくさん聞くことができました。
それでは、原口さんイの「偉業達成のコツ」を皆さんにしっかりとお伝えしますね!


●原口さんは2年にわたる練習をしたそうですが、その継続のコツをお聞きしましたら、
続けることが大事なのではなく「続けられる方法でやるのが大事なのだ」
そして
楽しくやることが肝心なのではなく「楽しくやれる方法でやるのが肝心なのだ」
だそうです。
===(ちょっとここで、ブログ担当寺西から補足)=======
高校生の皆さんからの学習相談を見ると、「どうやったら続くんですか?」「楽しい方法ってないですか?」というもの、凄く多いんです。
もちろん、他の人の学習法を参考にするのは悪くないのですが、「自分で続けられる方法、楽しくやれる方法、ってのを見つけようとしましたか?」と尋ねたくなるときもあります。
万人に通用する方法ってのはありません。自分が学習に向かえるようにどうすればよいか、という視点、常に忘れないでほしいと思ってます。
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原口さんは、続けなければ、とか、楽しくしなければ、などの義務感をもったことはなく、ただただ続けたいから続け、楽しいから続けた結果の世界記録の達成・・・・と仰っていました。
原口さんは、永遠に続く円周率をゴロあわせのストーリーに変えて覚えているそうですが、そのストーリーが進んでいくことが、原口さんにとっての「楽しくやれる方法」なのでしょうね。


●そして、緊張との付き合い方についても聞いてみたのですが、
長いあいだ、円周率の世界にどっぷり馴染んでいたから、円周率を唱えることによって心がいやされ、「緊張する」という感情が入り込む余地もないそうです。


本当はもっともっとお聞きし、もっともっとお伝えしたいのですが、いかんせん紙面の関係上(ブログだろっ!!というツッコミを!!)の問題があり…その代わりに、原口さんの著書をお知らせいたしましょう。
ナイスタイミングなことにちょうど1ヶ月ほど前に、原口さんから「本が出来ました」と、一冊の本が届きました。


本のタイトルは

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円周率10万桁への挑戦 ぶっちぎり世界記録保持者の記憶術
原口證(著) B&Tブックス日刊工業新聞社

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タイトルから想像つきますが、この本には、円周率ギネス記録を3回も更新した原口さんの体験談がギッシリです。
もちろん「記憶術」についても詳しく解説があります。
ホント、学生さんにはめちゃくちゃタメになります。


さて、今日は長くなりすぎました。
皆さんにすばらしい本をご紹介したところで、そろそろ終わりです。それでは!