東大文系・東北大理系の合格者より


「詠って!川柳コンテスト」でも「受験生」なんてキーワードが取り上げられていますので、今日は「高校」のカテゴリでも、ちょっとだけ受験生向けの内容にしますね。


つい最近…、というより、本当におとといとか、昨日とかのお話しなのですが(笑)、今年大学を受験する受験生の方へのアドバイスを、東大文系(1年生)と東北大理系(1年生)の方に戴きました。
このアドバイスのテーマは「夏休みの学習法」。
英語、数学、国語、そして理科や地歴・公民に至るまで、
「具体的にどんな問題集・参考書を使っていたか?」というところまで掘り下げて伺っています。


高校生の皆さんからの相談でもっとも、すごく、ダントツで(!?)多いのは
「具体的な学習法を教えてほしい!」というもの。
基礎をしっかりやっとかなきゃだめだよ、じっくり考えることもときには必要だよ…といった抽象的なアドバイスではどうも満足できないみたいで(汗)、先輩が「具体的にどんな問題集を使っていたか」「どんな校外学習をしたか」を知りたいようなんですよね。


そんな希望にお応えしましょう!ということで、今年志望校に合格したZ会OB・OGの中でもピカイチに「後輩のためにアドバイスしてくれる」2名をセレクト。
5教科で「どんな問題集を使ったの?」「どういう風に学習を進めたの?」というアドバイスだけではなく

  • 校外学習はどんなことをしていましたか?
  • とくにどの教科に力を入れたましたか?
  • ヤル気のないときにどんな対処をしていましたか?

…などという、「かゆいところに手が届く」質問を投げかけ、アドバイスをしてもらいました。


このアドバイス内容は、実は今ちょっとした紙面で提供できないか…と作成中。
受験生の皆さんへ無料でプレゼントできるように手配しています。
どう言う形で提供するか…については、遅くとも6月1日には発表できると思いますので、この「Z会 はてなダイアリーver.」見逃さないで下さいね。


さて。
そのアドバイスから、Z会スタッフの私(寺西)がトッピングを加え…
5月下旬という時期を考えて、「今、やっておくといいこと」を紹介しますね。


今回のアドバイスの最後に「これから夏休みを迎える受験生に一言メッセージを!」という項目を設けました。
その中で、このようなアドバイスを頂きました。
「この夏休みで、まずはそれまでに自分が苦手だった所とか、ここはわかってないなあって所は確実にできるようにしておくべきです。」
この言葉を借りて、2つほど、今のうちにしておかなければいけないことをアドバイスします。


まず、「苦手だったところは確実にできるようにしておく」という言葉から。
苦手なところ…って、勉強する気すら起きないのが、フツウの人じゃないですかね。
ですから、「苦手なところを克服する」前に、大きな課題として立ちふさがるのは
「苦手な教科を勉強する姿勢を身につける」
アタリマエなんですが、このアタリマエのことができているかできていないかで、夏休みの実力のつき方は大きく変わってきます。


毎日30分でもいいです。いや、15分でもいいです。
「毎日苦手な教科を“実際に勉強する”習慣をつけておく!」
7月に、苦手克服の夏にするぞ!という意気込みを空回りさせないために、まずは学習姿勢、身につけておきましょうね。


もう一つ。
「わかってないなあって所」
という言葉がありますね。
高校生の皆さんを見ていると、「わかってないなあって所」がわかっていない人、メチャメチャ多いような気がします。
それは多分、「わからない」ことから目を逸らし続けてきたからのような気がします。


実力が伸びる人、というのはほとんど全員が、「できない自分」と向き合っています。
昨日紹介した東大ガイダンスでも、5月22日の日記でフカツさんが次のように書かれています。
===
僕が受験生や高校生に自信を持って伝えられる、東大生の共通項みたいなものがあります。
それは
『頭のいい人は自分ができないことを知っている』
ということです。
===
「無知の知」ですね。まさに。


この2つ。
身についていなければ、今のうちに身につけておきましょうね。


あ、繰り返しになりますが、合格者の2名からのアドバイスを手に入れる方法は後日発表します!