事件後のコメントより。


==========
日本の警察の素晴らしさに本当に感謝しています。
==========


もう皆さんご存知でしょう、昨日未明に解決した誘拐事件のお話を。
コメントは誘拐された池田果菜子さんの母親、優子さんのもので、毎日新聞より引用させて戴きました(他社の新聞も同様のコメントが掲載されていましたね)。
「カリスマ美容外科医」と騒がれていた池田さんの、今回の事件が解決して、素直に嬉しいと思います。


昨日いろいろニュースで報道されましたが、池田さんのこのコメントがとても印象的でした。


どんなに素晴らしいことであっても、「アタリマエ」と思われていることを「アタリマエ」に遂行し続けても、なかなか感謝・賛美の一言というのがもらえず、逆に、ちょっとしたはずみやミスで遂行を怠ってしまうことを徹底的に叩く…報道を見ていますと、たまにそのような姿勢を感じることがあります。
確かに、叩くことによって、遂行者の反省を促し改善につなげられるのであればいいのですが…


叩くことそのものが目的化しちゃいけませんよね。
叩くことを俯瞰して楽しんでもいけませんよね。
大切なのは「素晴らしいことを継続して遂行できる人」を輩出できるような社会になることですから。


誤認逮捕、初動の著しい遅れ…もちろんやっちゃいけないことです。
また、そのような事態があったときに、報道されても仕方のないことかもしれません。
でも…でも…その一方で、たとえ仕事とは言え、素晴らしいことをやったときには、心から感謝する報道がもっと増えてもいいと思うんですよ。
その方がきっと、社会全体が健全なものになると思うのですが。


だから今回は、声を大きくしていいたい。「日本の警察、ありがとう」と。
いつも深夜・早朝まで働いている私(ブログ担当:寺西)の警察官僚の友人への気持ちもちょっぴりだけ込めながら。


また、「資産家」ということで、被害者に向けてひがみの声も聞こえてきそうですが…
池田さんのこれまでを振り返ると、すごく努力されて今の地位を築いていることもわかります。
その労を惜しむ人間がひがむのは筋違いですよね。


何かあったときに批判する人と、素晴らしいことを素晴らしいと素直に言える人と。
すぐに「ひがむ」姿勢を見せる人と、「頑張って自分も同じになりたい!」と語る人と。


どちらを友人にもちたいでしょうか。
どちらが多い社会が素敵でしょうか。。。