パスツール


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偶然は、準備のできていない人を助けない。
(偶然は、心構えのあるものを好む)
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高校生の皆さんから数学の学習相談を受けるとき、良く聞かれる質問があります。


「どうしたらこんな解法思いつくんですか?」


というもの。


ある程度、解法のパターンを覚えていることも大切です。
しかし、パターンに当てはめるだけでは解決しない問題と言うのもあるのは確かです。
「ひらめき」
これがカギを握る問題も確かにあります。


「ひらめいたかひらめかないかで点数の優劣つくなんておかしい!」


なーんて思う方もいらしゃるかもしれませんが…
ひらめきも実力のうちなんですよね。多いに。


実は私(ブログ担当:寺西)も、「ひらめき」による部分が大部分を占める問題というのは、高校生時代に「えっ、そんなんアリ?」と思っていました。が、Z会に入社し、数学の問題編集に携わるうちに、「演習を積み重ねる、多くの問題に触れる…ことで、ひらめきの力って上がるんだなあ」と実感するようになりました。
そう、まさに、普段コツコツと準備をしているからこそ、ある瞬間に突然「ひらめく」能力って上がるんですよ。


ひらめく方法、を求めてはいけません。
ひらめくために、コツコツと毎日、演習するのが近道なんです(ほんとに)。
それは、パスツールの言葉にも表れています。


そんなパスツールは、近代細菌学の開祖といわれています。
いろいろな法則を「偶然」発見するにも、何が必要だったか、お分かりではないでしょうか?