働く人についての本を書きたい(2)


大学受験の先にあるもの〜職業を考える〜


【執筆】小谷祐子(フリーライター



さて、大晦日。きょうで2006年も終わりです。
個人的なことを言わせていただければ、私はフリーランスとして独立してから2006年で丸3年が経ちました。


3という数字は、大切です。
勉強であれ、仕事であれ、スポーツであれ、ダイエット(!)であれまずは「3日、3週間、3カ月、3年」続けてみよう!と言いますよね。


「働く」ということをテーマに、Z会という大きな看板を借りてメールマガジン、ブログの連載をさせていただき、丸3年が経ち、
今、自分の中では一つの山を登りきったような爽快な気分があります。


フリーになりたてのころは、
「スポーツ」であったり、
「恋愛と結婚」であったり、
「グルメ&ホテル」であったりと、本当に様々なジャンルの間で、右往左往していました。
どれもこれもやりたかったことですし、今も続いていることもありますが、
「これが、私のテーマ!」というのが定まらないのが悩みでした。


それが2006年は、テーマがぐんと絞れて、厚みがでてきたように感じるのです。


「働く人」を、私のテーマにして行こう!
これからもできるだけ多くの「働く人」に出会い、その人の仕事への思い、社会への思い、そして生きることへの思いを、
つたないながらも文章にして伝えることを続けて行こう。
そんな気持ちに、2006年の大晦日、なることができました。


スタッズ・ターケルの『仕事!(WORKING)』という本をご存知ですか?
アメリカの作家でありインタビューアーでもある彼が、様々な職業についている人へのインタビューを通じて、
アメリカの「いま」を浮き彫りにした本です。


実はこの本、フリーになりたての頃、最初に知り合った出版社の書籍編集者から薦められた本でもあります。
「フリーで、インタビューアーとしてやっていきたいと思うならば、こういう本を出してみなよ!」


その編集者との仕事は形にはならなかったのですが、3年経って今、再び私の中に巡って来たようです。


将来、私もこんな本を書いてみたい!! 
。。。ちょっと大きすぎる夢ですが、そんな野望を今、抱いてしまいました。


自分が学生から社会人、アルバイトから正社員、正社員からフリーランスになるまでに、いろいろ不安を抱えて進んで来たからこそ、
特に社会に出て働くことに不安を持っているような、そんな若い読者に読んでもらえるような本を書いてみたい!
2006年末、これが、私の将来の目標になりました。


やっぱり3年続けるって侮れません!
3年間、続けてきたことは、どこかで、なんらかの形になって、自分を後押ししてくれるのです。


高校3年生の受験生であっても同じこと!
高校生活3年間の思いを、すべてぶつける気持ちで、
2007年早々に始まる受験、がんばってください!

きっとその先に、新たなわくわくするような夢・目標が待っているはずです。


1年間、私の文章を読んでいただき、本当にありがとうございます。
2007年も、また、よろしくお願いいたします。
よいお年を!