心に留めておきたいあの「はなし」(回顧録1)


毎週木曜日に連載中の「キャリアデザインのはなし」。


キャリア・アドバイザーの松尾順さんから「心に留めておきたいキャリアの気付き」について情報発信をしていただいていますが、2007年2月1日から開始し現在までに35回の記事を掲載するに至りました。


毎回心にグイグイと突き刺さるような内容で、考えさせられることが多い松尾さんの記事ですが、その振り返りも兼ねて少し前の記事を中心に、個人的に印象深い記事をピックアップしてご紹介したいと思います。


「最近このブログ見始めたよ」という方にも是非読んでいただきたい内容かなと思いまして。



まずは2007年3月15日のこの記事。


「あなたはあなただけの山を登っている」



競い合う相手がいるとやる気が出てきて燃える、という方は多いと思います。でも、松尾さんは「競争は単なる手段」であって「競争自体を目的にしてしまわないこと」が大切だとおっしゃっています。


そして、人生を山登りに喩え、「みんな同じ山」ではなく「自分だけの山」の頂上を目指しているんだと。

一見、同じ山の頂を目指して、誰が一番になるか競争しているように感じるかもしれないけれど、実はそうじゃない。それぞれ自分の山の頂を目指して競争している。競争相手を見ると、彼・彼女は、自分の山じゃなくて、向こうにある彼・彼女の山を登っているのです。


そして、時々立ち止まり、「がんばってるかー」と手を振り合い、また自分の山を登りはじめる。つまり、私たちはお互いに切磋琢磨し、時に励ましあいながら、それぞれ自分だけしか到達できない山頂に向けて登っているのです。


山頂についたら、自分の通ってきたルートを振り返ってみる。そのルートこそ、あなただけのキャリア、人生です。競争しながらたどり着いた先には、実は勝者も敗者もないのです。


「自分だけしか到達できない山頂」


まさに人生ってそういうことだなぁと思いました。


「競争」は人生のスパイス。勝って満足することだけが人生じゃないですものね。



「あなたはあなただけの山を登っている」記事を読む



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(イヅクラ)