期待する回答を想定して質問!


4月9日の日記は結構「ふむふむ」と読んでくれた方が多かったようで…
私(ブログ担当:寺西)はメールマガジンの担当もしているのですが、メールマガジンの感想として、なぜか(笑)このはてなダイアリーの感想が届いていまして^^
本当はブログのコメントを受け付けたいところなんですが、世の中いろんな人がいますから(苦笑)、日記を荒らされないよう、ちょっと億劫になっています。
ただ、意見や感想をもらいたい!という気持ちもありますので…取り急ぎ右欄にご意見メールの宛先を追加しました。
ご意見やご感想などがありましたら、こちらまでお願いしますね(^^


さて、本題へ。
インターネットのコミュニティで、高校生の方のいろいろな質問や相談を見る機会があるのですが、質問の仕方・相談の仕方、様々ですよね。


ただ、いつも見てて思うのが


「自分の期待する回答を予測して質問しましょうね」

ということです。



たとえば、問題集や参考書の比較するとき。
「AとB、どっちがいいと思いますか?」
これだけの質問。
…これって、答はないんですよ。
自分の性格や相性、得意不得意によって、自分にピッタリのものは人によって違いますからね。


まず、この質問者が、本気で「どっちがいい」を聞いているのであれば、今すぐその姿勢を改めた方がいいです。
ここで「Aがいいよ!」とどなたかから回答があり、それを信じてAを購入し、勉強を進める…。


え?
え?
ほんとにそれで後悔しませんか?
だって、全然自分のことを知らない赤の他人に言われるわけですよ。
…ちょっと考えれば、この質問自体、あまり意味がないことはわかりますよね。


ただ、勉強を進めるにあたり、「どの問題集や参考書を使っている人が多いんだろう?」という不安を持つ気持ちはわかります。
そんなとき、難関大学志望者、とりわけ東大受験を予定している人が多いコミュニティでは「どっちがいい?」なんて聞き方はしないんですよね。

  • 回答を自分の判断材料とする
  • とすれば、その判断材料となるような質問の仕方をする

という発想が自然にできているようで、結果
「みんなはA派?B派?どっち?」
なーんて質問の文章に変えて、「良し悪し」ではなく「実際に使っているものをそのまま上げてもらうような質問の仕方」をします。
そして多くの回答を引き出し、その回答を(鵜呑みにするのではなく)「ヒント」にして、自分の使いたい問題集や参考書を選んでいくんですよね。


あるいは

  • Aを買おうと思っています。書店でパラパラ見ると、レイアウトは見やすいけどちょっと簡単すぎるような感覚を受けました。実際使ってて“簡単すぎる!”などといった、難易度についての感想、お持ちの方はご意見ください。

とか

  • Bに載っている英文を毎日5問!やっていこうと思うのですが、時間がかかるかなあ、と不安です。この「毎日5問!」ってきついかなあ…実際に使っている人、感想聞かせて!

とか…あくまで


「自分の今後の学習の“ヒント”にするために」


という姿勢を明確にするのが、質問の仕方ってものじゃないかな、と思います。
そこで答えを求めるのではなくて…。
※一般に「どっちがいい?」という質問には回答がつきにくいですね。両方やってないとわかりませんからね。


どうやったら自分の望み通りの回答が得られるか、その後の行動に移せるか…
質問するときには、そういうことを考える姿勢がとても大切ではないでしょうか。



…といいつつ、私は学生時代


「自分にあった問題集なんて自分で決めるしかないやん」


という考え方が強かったですし、東大合格者にはそういうタイプが多いような気がしますね。結局のところ。