生涯にわたり、ケアレスミス克服は課題。


3月27日のブログにて、ケアレスミス克服についてのポイントを挙げました。
しかし、世の中には「ケアレスミス」を直したい、と思う人は、子どもから社会人まで、数多の層でいらっしゃるようで…

などという状況があるようです。


そんなわけで、
ケアレスミスを解消するための方法をいろいろ調べてみよう!」
という気持ちになり、ネットサーフィンしてみました。
ここでは、いろいろな見方を紹介します。


●まず〜本質は3月27日の日記と変わらない。


ケアレスミス」=「実力不足」
と捉えられていない学生さんが多い、ということは、3月27日の日記でも述べました。
しかし、ひょっとして、学生さんのせいだけではないかもしれません。
小さい頃からそんな風に育てている親御さん…多くはないですか?
つまり、「ケアレスミスさえなければ、この子はもっと高い点数を取れるはずだ」という過信をしている親御さんが…。


そういえば、私(ブログ担当:寺西)も、以前母親が先生と面談を行ったとき、次のような台詞を話したそうなんです。
「あの子、今スランプなんです。普段はあんな点数取るはずがなくて…」
わが子をかわいいと思う気持ちはありがたく受け止めますが、「あんな点取るはずがない」という決め付け、どこからくるんでしょうね(笑)。
先生はキッパリと、「今のお子さんの実力なんですから」と言い切ってくれたそうなので、すばらしい先生にめぐり合えていたんだな、と思います。


同じようなことがうまく書かれているこんなページを見つけました。
まずは自分の能力を過剰に信じることからの意識改革。
すべての始まりはやはりここからのようです。


●過剰に心配しないで、安心感を持って試験に臨もう。

恋愛心理を巧みに描写しているセクシー心理学のサイト運営者、ゆうきゆう先生という方がいらっしゃいます。
なんと東大理三卒の現役のお医者さんでもあります。


そのゆう先生が下記のようにしたためていたことがあります。
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また人間は、一般的に悪いことばかり目につくものです。
今度、「ケアレスミスをした回数」と、「しなかった回数」を書き留めてみてください。

数えてみれば、実際はそれほど多くはないかもしれません。
それが安心につながることもあるはずです。
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悪いことばかり目につく〜確かにそうですね。


「自分はケアレスミスが多い人間だ」
という先入観が、実力の伸びを妨げていることが、ひょっとしたらあるのかもしれません。
ケアレスミスをしないで乗り切った試験の方が、ずっと多いのかもしれませんし。


●緊張・パニックするくらいなら…。


ケアレスミスの原因を、「試験本番の緊張感」「時間がないことからくるパニック」に求める方もいらっしゃるようです。
これはすごーくわかりますね。私もそんなとこありましたから。
そこで、簡単にアドバイス


【緊張感撲滅には】
本番を繰り返す(←Z会高校コースのキャッチフレーズみたい…)のが一番です。
要するに、模擬試験を何度も受けることが効果的なんです。


【パニック撲滅には】
解けていない問題は諦めた方がいいです。満点を狙う必要はないわけですから。
それよりも「あと5分。見直しをしよう」という姿勢を持つだけで、随分ケアレスミスも防げると思います。
※よく「見直しをしっかりと!」とアドバイスしている回答者がいますが、「そんな時間がないから、防止法を聞いてるんじゃん」という気持ちになりませんか?そこで、ちょっと踏み込んでアドバイスしました。つまり、「あえて見直しの時間を作る」「あえて見直しの時間を作る」と伝えたいわけです。


●基本はやはり読解力。


ケアレスミスをどこでするか?ということでは、やはり

  • 問題文の指示を間違えた。
  • 問題文の内容を読み飛ばした。
  • 問題文で言っていることが伝わっていなかった。

ということがとても多いようです。
…これって「読解力」の問題ですよね。


自分は以前、数学の教科担当をしていましたが、
「たとえ理系に進むのであっても、国語や小論文のコースの受講をオススメします。」
Z会の高校コース科目はこちら
から参照できます。
と回答していました。
計算ミスは読解力の不足から来る場合、結構多かったもので…。


小学生・中学生のお子さんをお持ちの方は、是非小さいうちから活字に親しませ、読解力をつける訓練をしてくださいね。


以上、4つほどあげてみました。参考になると嬉しいです。


また、Z会に資料請求するともらえる本にも、学習に関するアドバイスがいろいろ満載の冊子がありますよ。どうぞここから資料請求してみてください。