素人っぽく、泥臭く(4)


大学受験の先にあるもの〜職業を考える〜


【執筆】小谷祐子(フリーライター


昨日のブログの続きです〜


ひとたびピッチの上に立てば、相手チームにとってはもちろん、ベテランだろうが初出場の選手だろうが、勝ちにいく姿勢は同じです。
「泥臭く」と語る彼らは、自分の能力や立場を客観的に見る姿勢を持ちながら、それ以上の自分を常に出していこうという意欲にあふれているように感じるのです。


一流スポーツ選手が「私ひとりの力ではなく、支えてくれた人たちがいたから結果を残せた」と語るシーンはよく見ることがありますが、周りの力を、自分の力に変えていけるからこそ、一流なのですね。


そこに必要なのが、「泥臭さ」なのだとしたら?
素人っぽいと言われてしまう私にも、勇気がわいてきます。


一見否定的な意見や不利な立場であっても、それを自分の成長に変えていける方法は必ずあるはずです。
いじけるわけでもなく、卑屈になるわけでもなく、あくまで謙虚に自分の現状を受け入れて、そこに甘んじることなく、チャレンジしていく。


私を含めて、夢の途中にいるみなさんだからこそ、巻選手のような、中沢選手のような「泥臭さ」を、見習いたいものですね。W杯で彼らのプレーを見るのが、今からとても楽しみです。