「平成・進化論」


今日はメルマガから、「平成・進化論」というメルマガを紹介します。
実は5月3日のこのブログでも、作者の鮒谷周史さんの一言を紹介しています。
そして、ビジネスマン向きのメルマガ、ではあるものの…


「高校生の勉強にも応用できる所がたくさんある!」
「勉強のモチベーションを高めてくれる!」


というツボが満載のメルマガですので、ここで改めて紹介しようと思いました。


キッカケは、土曜日(3日)に届いたこのメルマガの内容。
まずは紹介しますね。


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■同じ失敗を何度も繰り返したとき、
「なんかヘンだなー」
と思っているだけでは永久にその弱点を克服することはできません。
何が失敗を誘発しているのか、ハッキリ説明できるレベルまで言葉にしていくことが重要。
「言葉に落とす力」は、ビジネスパーソンにとってきわめて重要な能力です。


■先日、そんな話をいたしましたが、この「言語化能力」すなわち「思いを言葉に落とせる力」は、自己改善のためだけに必要なのではありません。


■これまでに、リアルに人とお会いする場面における
「対面のコミュニケーション能力」
の重要性を連呼してきましたが、それと同様、ないしそれ以上に大事になってくるのが「文章力」。文章で何かを伝達する力です。


(中略)


■多少の例外はあるのですが、原則として、ある特定分野の方にしか通用しない話題は極力避けなければいけないと思っていますし、
「この言葉は、説明しなくても分かっていただけるのではないか」
と思っていても、それは私の勝手な思いこみに過ぎなくて、どちらかといえばマイナーな用語である可能性を疑わなければならなかったり。


■なにしろお読みくださる方のお顔は拝見できませんし、よい意味で、これほど緊張を強いられる発言の場はほかにないと感じます。
しかしそれだけに、対面のコミュニケーションでは得られない多くの恩恵を受けていることも、また事実なのです。


(中略)


■では、そのネット上ではいかなる手段によってコミュニケーションがなされるのかといえば、
 「文章」
です。
ネット時代は、「文章力必須の時代」を意味するともいえます。


■文章なんて書けないとか、文章を書く気がしないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、おそらくこれからは、どんなビジネスに携わっておられる方でも「書くチカラ」が求められてくるでしょう。
いまいちど、本を読むなり、いいものを書くなぁと思われた人から学ぶなりして文章の書き方を勉強されてみてはいかがでしょうか?


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引用させていただいた部分から、大学受験時においても役に立つキモを3点ばかり書きます。

  • 「言葉に落とす力」がないと意味を成さない。

「頭の中ではわかっていたんだけど…」
「あ〜それそれ!聞いたことはあったんだけど、書けなくて…」
テストの後、こう思っている人、あるいは、そんなことを人に言い訳がましく伝えている人、いませんか?


「言葉に落とす力」というのも、能力の一つです。
また、自分で育てていける部分も大きい能力でもあります。
「わかっていたけど書けない」から、しっかり書けるようになること。
これがどんな教科においても、点数をあげる一つの大きなカギを握っています。
※だからZ会は、通信教育、そして添削による指導を徹底的に奨励しているんです(^^

  • 「説明しなくてもわかってもらえる」は甘い。

採点官は第三者です。「わかってもらえる」じゃ駄目。
わかってもらえる“ように説明しないと”
という姿勢が求められますし、不思議なことにこの姿勢は、答案にアリアリと現れてきます。


私(ブログ担当:寺西)自身、数学の教材作成に携わり、答案を毎日のように見ていましたが、「独り善がりの答案」って多いんですよね。
そして「わかってくれよ!」という訴え!?が露骨に出ている答案(答は正しいけど、式の省略が余りにも多い)も見かけました。
このような答案を書く人はいくら正しくても、将来様々な発表を様々な場で伝えて行く人間として、大学側が求める人材、とは思えませんよね。


「説明が下手なんだ。自分は。うまい人が羨ましい…」
では何も変わりません。
そして、説明上手な人は、それだけ努力している、あるいは「わかってもらおう」とする姿勢に溢れた人であるのも事実なんです。

  • 文章力必須の時代〜ネット時代ですからね〜はもう到来している。


受験、という瞬間的な事象に限らず、文章力はこれから要求されます。
※受験に関係なくても、文章力向上に!と、Z会小論文コースを進めている人もいるんですよ。


鮒谷氏の言葉を再掲します。


■文章なんて書けないとか、文章を書く気がしないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、おそらくこれからは、どんなビジネスに携わっておられる方でも「書くチカラ」が求められてくるでしょう。
いまいちど、本を読むなり、いいものを書くなぁと思われた人から学ぶなりして文章の書き方を勉強されてみてはいかがでしょうか?


私も理系の出ですし、そもそも文章は下手くそでした。
ですが、メルマガを始めたり、ブログを始めたり…と、自分で自分を「執筆せざるを得ない状況」に追い込んで、少しずつではありますが「書ける」ようになってきました。


たまに、ですが、「寺西はよくそんなに文章かけるよね」「寺西は文章書くのが好きだからいいけどさー」なんていわれることもありますが、そんなのとんでもない。
もし私の文章が「きれい」とか「良く書ける」とか思うのでしたら、それは自分を追い込んで、いつも必死で取組んだ結果、そうなった、と思ってください。


そして、自分自身でも実践されて下さい。「余りいろんな人に見られるのは恥ずかしい…」と思うのであれば、パルティオゼットの中の日記機能を使ってもいいと思いますよ!