国際関係の仕事と日本人(1)


大学受験の先にあるもの〜職業を考える〜


【執筆】小谷祐子(フリーライター


サッカーのW杯が始まりましたね!
事前に感じていた通り、4年前の日韓共同開催のW杯の興奮より、いくぶん落ち着いた印象でその日を迎えたような気がします。
みなさんの周りはいかがでしょうか?

 
4年前は日本全国各地に各国選手はもとよりそのサポーターも訪れ、にわかに小さな町並みまでも国際色豊かな雰囲気になったものです。
私の住んでいた千葉市美浜区アイルランド代表チームの宿泊地であったため、アイルランド国旗をあしらったウエアに身を包んだ色白の方々を大勢見かけました。
また、連日テレビで放映される各国チームのキャンプリポートなども熱心に見て、本戦が始まる前からわくわくしていたものです。


そのときの個人的な印象は「外国人といっても、英語を話す人たちばかりではないんだなあ」ということでした。
日本が対戦したチームの公用語を考えてみても、ベルギーはフランス語、オランダ語、ドイツ語であるし、ロシアはロシア語、アフリカ大陸にあるチュニジアはアラビア語が公用語でフランス語も話されています。
今回のドイツ大会で対戦する国ではオーストラリアはもちろん英語ですが、ブラジルはポルトガル語クロアチアはクロアチア語です。


一方で、そういった異なる言葉を話す人たちの意思疎通を図る手段として、世界語(これは=英語といって差し支えないでしょう)があるのは、非常に便利なことです。日本語やクロアチア語はお互いわからないけれど、英語ならわかるというのであれば、日本人とクロアチア人とがお互いに英語でコミュニケーションをとることが可能となるでしょう。


〜続きは明日に!〜