人間ムカデ


【執筆】清水流美(合資会社ピット代表)


みなさーーーん、こんにちは。ギネスの清水です。
夏休みももう半分になりますが、お元気ですか?


「中だるみ」という表現もありますが、スタートダッシュはよくても、とちゅうでどうもペースが乱れてしまう、なんてことはよくあること。
夏休み、1ヶ月もあるぞーーー!
これとこれとこれをして、あ、そうだ、あれもしよう!
1ヶ月もあれば十分だね!


なんて思ってたら、最初は超ハイテンションでも、すぐに疲れちゃうんです。
あまりにも漠然としすぎてて、「今日何をしたらいいのか」ってことがわかんなくなっちゃうんです。
こういうときには、「細かく計画を立ててみる」ということをすれば、あらすっきり。
できれば、残りの20日間について、
毎日、やるべきことを計画しちゃえばいいんです。


そうすると、朝起きたときに、計画帳を見れば、今日やるべきことが書いてある。


毎日が新鮮な気持ちでスタートできるんです。
そうすれば、中だるみってなくなるものですよ。


え?もう中だるみしちゃってるって?
大丈夫、今日から計画をつけてみましょう。


私はいつも月の初めに、その月の計画を決めちゃってるんです。
そうすると、とってもフレッシュな気分で毎日を過ごせるんですよ。


「何をすればいいのか」がはっきりしていないと、人って不安になるんですって。
だったら、「何をすればいいのか」を、自分で決めちゃえばいいですね。
「そんなこと知ってるさ」っていう人もいると思いますが、「そうなのかぁ。初めて知ったよ」という方は、計画するってこと、意識してみてくださいね。


さぁ今週もそろそろ参りましょうか、ギネスな話題。
今日のテーマは・・・【縦一列によーいドン!】です。


テレビでたまにみません?
「30人31脚でギネスに挑戦!!!」っていう番組。


最近は見かけていないような気がしますが、
どこかのテレビ番組でたまに特集されていたのを見たことがあります。


横一列にならんで、2人3脚ならぬ、30人31脚。
それぞれ横の人と足を紐でくっつけて「いっせいの!!」で走り出す、あれです。
学校の運動会などでは「2人3脚」がありましたよね。
あれのビッグバージョンです。


今日、ご紹介する記録は、それを「縦」にしたバージョンです。
なんと、日本人の記録なんですよ。
ギネスブックには「人間ムカデ」として紹介されています。


2001年6月13日。名古屋の大谷高校の生徒さんやお父さんお母さん、そして先生方ぜんぶで2026人が最大のムカデを作って30m進むことに成功したそうです。


いやぁこれはすごいですね。
2026名って、この人数が集まるだけでもすごいですが、2026名全員がひとつのことを同時に成功させるって、すんごい難しいことだと思いません?
それにチャレンジするなんて、なんというチャレンジ精神なのでしょう!!!


きっとたくさん練習したことでしょう。


30mを歩くってことそのものはとってもシンプルなこと。
きっと30m歩くことに失敗する人は少ないと思います。
でも、大勢がいっしょにとなると話は別。


それぞれペースが違ったり、
息があわなかったり、
いろいろなことがあると思うんです。


練習をする中で、きっと生徒さんたちは、
人と呼吸をあわせることの大切さや、
人の様子を見ることの大切さ、
自分のことを伝えることの大切さを学んだと思うんです。


きっと、きっと、生徒さんたちは、この学びを生かして、
これまでよりももっと人のことを気遣うようになると思うし、人を大切にするようになると思う。
人とよい関係を作るときに、一番大切なことをこの「人間ムカデ」で勉強できたのではないかと、私は思うんです。


みんなで何かをするって素晴らしいですね!
たくさんのことを学べる機会です。


みなさんの学校でもどうですか?人間ムカデ。


それは決してやさしいことではないと思いますが、
チャレンジする甲斐はあると思いますよ。



さぁ今週のギネスな話題はこのあたりにしておきましょうか。
明日と明後日は土日です。
しっかりリフレッシュしてくださいね。


ではまた来週にお会いしましょう。

(今週の話題は、ギネス世界記録2006を参考にしました。)