親力で決まる子どもの将来
今日は保護者の方向けのメルマガを紹介します。
親野智可等先生の「親力で決まる子どもの将来」。
2004年度、2005年度と連続で、メールマガジン配信サイト「まぐまぐ!」の教育部門大賞に選ばれているので、ご存知の方も多いかと思います。
また、今こちらでかなり力の入ったコラムを連載されていますので、どうぞご参照下さい。
親野智可等先生は現在フリーの立場でお仕事をされていますが、3月まで23年間、小学校の現役教師として教壇に立っておりました。
教師をやりながら始めたメルマガが人気となり、そして出版。。。
またたく間に人気が全国に広がった方です。
※私も随分前から、メルマガを読んで勉強させて戴いていました。
今、私の手元には、著書の『「プロ親」になる!』(宝島社)があります。
「親力」と称し、親にとって大切な力を取り上げているのですが、78番目に次のような見出しがあります。
「51パーセント主義で気楽になる」
要するに、自分の子どもの教育において、完璧を求めすぎない、ということを指しています。
それが普通、「80%程度で」くらいの言い方をしますが、いやそれでも力が入る、いっそのこと、半分よりちょっとだけよい「51%」でいいじゃない…
その方が気楽に、子育てに望めるんじゃないか、ということですね。
この項には次のような文章もあります。
「教育において結果を求めすぎるとき、それはどうしても子供への過度の要求になってしまうのです」
過度の要求になれば。
「こんなにやっているのに」という愚痴がでますよね。
「なんで思うようにならないんだろう」と感じちゃいますよね。
そして…
「あの子はできるのに」という嫌味がひょいと顔を出しますよね。
親が1人で思う分には構わないのですが、子どもに影響しますよね。
この文章を読んでいる若い人、嫌ですよね、こんな思いを親にされたら…。
立派に成長して欲しい、という漠然とした思いだけもって、あとは51%の結果が出ていればいい。
そう思うことで、実践することで、子どもはきっと、51%よりずっとすばらしい子に成長するような気がします。
余談ですが、私は、ホーキング博士のこの言葉が大好きです。
「期待値がゼロまで下がれば、自分に今あるものすべてに間違いなく感謝の念が湧く。」
相手に何かを指示したり、やってほしい、と乞うたりしても良いでしょうが、結果については期待し過ぎてはいけないのです。
そうすれば、子どもにいつまでも感謝の念が湧く。
それが良い家庭を作るんじゃないですかね。
「親力で決まる子どもの将来」には、こんな子育てのヒントが満載です。