仕事の価値観はいろいろ(1)


大学受験の先にあるもの〜職業を考える〜


【執筆】小谷祐子(フリーライター



みなさん、こんにちは。
夏休みももうすぐ終わりですね! 勉強に部活遊びにバイト、高校生の夏を満喫しましたか?
残りわずかの夏、(地域によってはもう夏休み終わりかな?)すてきな思い出をぜひ作ってくださいね。


私はというと、今年は久々に海水浴に行き、海を満喫してきました!
普段はプールで泳ぐことが多いのですが、同じ泳ぐでも海はまた全然違った楽しさがあります。
まず何と言っても海水だから浮きやすい!!  でも、口に入ると文字通りしょっぱい!
まっすぐ泳いでいるつもりでも、いつのまにか流されている!
でも、泳いでいるとお魚も見えるし、遠くを見ると海がまあるく見える。波に漂っているだけでも楽しく、「ああ、やっぱり海は地球の母だ!」って気分を全身で味わえるので、夏はやっぱり海、おすすめです。


そんな楽しい海ですが、やっぱり怖いのが事故。今年も、水辺での事故がさまざまに報告されていました。
ちょっとした不注意が惨事になってしまいます。これから海に出かける人は、くれぐれも気をつけてくださいね。


さて、前置きが長くなりましたが、今日紹介したいのが、海辺にはなくてはならない存在ライフセーバーです。
海やプールの水難事故を防止したり、救助活動を行う人。
私の行った海水浴場にも彼らはいました。「助けを求めるときは、手を左右に振ること」など、時間ごとにビーチに現れて、見本を見せていましたし、沖のほうでボードに乗りながらパトロールもしていました。黄色とオレンジのユニフォームに身を包んでおり、とても目立つ存在です。


私の大学時代の後輩が、学生時代、この資格を取るために一生懸命だったのを思い出します。
彼はワーキングホリデーを利用して、オーストラリアに行ったとき、そこで触発されたようですが。
調べてみると、15歳以上(中学生を除く)から受講できる講習会も含めて、上級レベルまで6種類あるようです。


1)泳力は問われない心肺蘇生法(CPR)、
2)プールや湖での救助活動を目的としたウォーター(50mを50秒以上、400mを10分以内の泳力必要)
3)海岸での救助活動が目的のベーシック・サーフ(50mを40秒以内、400mを9分以内などの泳力必要)
以上3つのコースからスタートします。このほか、
4)アドバンス・サーフ、5)IRB(船外機付き救助用ゴムボート)クルー、6)IRBドライバー があるようです。


1)と2)は、中学生を除く15歳でしたら受験資格あり、3)は高校生を除く18歳以上が対象です。
それぞれの講習を一定時間受けて、最終日に検定があるというもので、受験する人は大学生が多いようですが、年々社会人も増えているとのこと。
ボランティアとして夏の海やプールで貢献したいっていう思いの人が多いようです。


今年は、公営プールでの痛ましい事故もありました。誰もが水の怖さ、海の怖さを知った年だったように思います。
海やプールが大好きという人なら特に! その楽しさをまわりに伝えるためにも、ライフセーバーの資格に、注目して欲しいですね。
※日本ライフセービング協会のホームページはこちら