荒木雅博


==========
シーズン中、どんなに苦しくても
「あれだけ練習をやったんだ」と思うと、乗り切れた。

==========


昨日、プロ野球セリーグでは、中日ドラゴンズが優勝を決めました。9月20日の日記(id:zkai:20060920)でも書きましたが、ブログ担当の私(寺西)は中日ファンでして、とっても嬉しい1日でした。でも、だからこそ「何度も中日ネタを出すのはベタすぎるなあ…」と思いつつ、今日のブログで紹介する名言では“なるべく中日の選手から出た名言は避けようか…”なんて逆の心理も働いていたのですが…。


中だるみ、受験の秋のヤマ…そんなこの時期に是非伝えたい言葉が、セカンドを守っている荒木選手から飛び出てしまいました。本日の朝日新聞朝刊より引用です。


勉強には確かに「質」も大切です。

  • 自分にあった勉強の仕方を見つけ、実践する。
  • 自分の弱点を補える問題集や参考書を利用する。
  • 勉強時間中は集中し、だらだらやらない。
  • 一定時間(一般的には1時間半程度)が経ったら休憩を挟み、リラックスする。
  • 体調が悪い時は勉強を少し休み、睡眠をたっぷり取る。


このような行動をとることで、勉強の質は上がるでしょう。


しかし、質だけを追求し、勉強の絶対量を確保できなければ、やはり実力は伸びないのです。
※昨日のブログ(id:zkai:20061010)で書いた「手抜きしたい」と思っている人が求める「効率的な勉強法」というのが、得てして「質ばかり考え絶対量を考えない。結果、質も向上しない」となりがちです。


実力の向上は「かけ算」で考えるとわかりやすいです。
すなわち、


「質」×「量」


量が2倍でも質が0.5倍以下であれば…
質を2倍に追求しても量が0.5倍以下であれば…


平均値の1に勝ることはないのです。


逆に。
質を1.5倍に、量を1.5倍にしてみましょう。


1.5×1.5=2.25倍


質ばかりを重視したり、量ばかりを求めたりするよりも、ずっと効率が上がりますよね。
バランスのよい勉強こそが成果を生む方程式、わかりましたか!?


今年の中日は、練習量と質ですばらしかったと(ファンの心境として)感じています。
質、とは…1人1人がチームの一員と自覚し、果たすべき役割をしっかりこなした点でしょうか。
そして、素晴らしいライバル、阪神タイガースの存在も、チームを強くしてくれたでしょう。


皆さんもライバルを身近に持つと、(質×量)の2乗にも3乗にも、効果があがるかもしれませんね。