普通の人よりがんばれる理由(3)


大学受験の先にあるもの〜職業を考える〜


【執筆】小谷祐子(フリーライター


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さて、東大在学中に起業サークルT.N.K.を立ち上げ、自らはホットティー株式会社代表取締役として学習塾『TESTEA』を運営している保手濱さん。
今、学生の起業はブームのように言われていますが、実際はどうなのか、伺ってみました。


「起業ブームっていうのは、表面上の言葉ですよね。本質的にはブームじゃないと、僕は思っています。
開業率のパーセンテージは減っているし、実際に自分で会社を起こしたり独立しようっていう人はむしろ減っていますね」


東大生の中でも、起業に興味は持っているものの結局はしない人が多いといいます。


さらに、
起業そのものが目的ではなく、目的の延長に起業があると考える人が多いですね。起業そのものが目的になると失敗します」
とのこと。


私はつい、「え? 何をやりたいというのでもなく、とにかく何が何でも起業したい! っていう熱い思いだけじゃだめなの?」と思い、保手濱さんに伺ってみました。
彼は、言います。


「それでもいいと、僕は思っています。きっかけは何でもいいんです。やれば気づくから。
会社を興して事業を回そうとする。そうすると、『あ、起業するってこんなに大変で、こんなにがんばらなきゃいけないものなんだ』って気づく。
そこでもし挫折するのだったら元の道に戻ればいいんです。


でもそこで、『俺はやってやる! 高い目標があるからやってやるんだ!』って思って踏ん張れる人は、成功しますね。
だからはじめのきっかけは、ある意味何でもいい。
でも、やっているうちに、そんなに甘いものじゃないと気づく。


その甘いものじゃない世界に身を投じて、そこで踏ん張ってがんばることが、人を成長させるのです


保手濱さんに「起業の一番のよさは何ですか?」と聞くと、


「成長できるのが、一番ですね」


と答えたのが、特に印象的でした。


〜続きは、明日!〜