友人たちのキャリア構築法(2)


大学受験の先にあるもの〜職業を考える〜


【執筆】小谷祐子(フリーライター



さあ、今日はクリスマス・イブです♪
受験生のみなさんにとっては、「関係ない〜!」なのでしょうか?
そういえば、今、思い出しました!
私は受験生の頃、クリスマスイブに学問の神様・菅原道真をまつる湯島天神に友人とでかけ、合格祈願をしてきました。
その帰りに、一緒にクリスマスケーキを食べたような…。
学問の神様とキリストの神様への願いが通じたのか、翌年には大学合格していました♪


受験生のみなさんにとっても、今日がすてきな1日でありますように…。


さて、前置きが長くなりましたが、昨日の続きです。
「私の学生時代の友人たちは、今就いている職業に、大学卒業後まっすぐになったわけではない」という話ですが、それは公務員として働くB子も、SEとして働くC子も、リラクゼーションサロン店主のD子も例外ではありません。


彼女たちは最初の勤め先でムリをして働いて体を壊し、そこからキャリアを再構築していきました。
B子は、勤務先を変えることで、ピンチを脱しました。
彼女からは、公務員ならではの悩みをよく聞かされます。
いま、何かとたたかれやすい(!)立場ですから、友人としてはフラットに接したいといつも思っています。


C子は、文系出身にも関わらず理数系が得意で、最初の会社を辞めた後、コンピューター関係の勉強をし直して、SE(システムエンジニア)になりました。
SEといえば、昼夜を問わない激務!  
一時期、会うたびに「仕事辞めようかどうしようか、悩んでいるんだ」と語っていたこともあります。
結婚している彼女は、家庭との両立にも悩んでいました。周りは独身の男性が多く、見本とする女の先輩もいないようでした。
そんなC子も、今でも仕事を続けています。「最近、私の会社でも女性のSEが増えてきたんだよ」
きっと後輩のSEにとって、C子がいい見本となっているに違いありません。


英語が得意だったD子は、卒業後すぐは、英語を活かした仕事についていましたが、いろいろ思うところがあって退職。
ひょんなことから「言語療法士」になるための勉強をしたいと学校に入り直しました。
勉強する中で、「病気になってしまった人より、病気になる前の人にケアすることをやっていきたい」と思うようになり、いろんな人との出会いを通じてリラクゼーションサロンを開始。
D子と私は、業種は違えど会社員ではなく“個人事業主”として生活しているため、何かと励まされる存在です。


以上、クリスマスを前に、私の友人のキャリア構築をカンタンに紹介してきました。
学生時代には見えてこなかったそれぞれのキャリアの顔が、10年経ってよりはっきりと見えてきます。
こんな友人と出会えた学生時代を、私は誇りに思います。
みなさんも高校を卒業し、大学に入ったらきっと様々な友人ができるでしょう。
その人たちとの出会いを楽しみにしながら、今は勉強、がんばってくださいね!


〜今回は2回で終わりです〜