目標を立てることの大切さ(4)


大学受験の先にあるもの〜職業を考える〜


【執筆】小谷祐子(フリーライター


受験生であれば、大学合格という「ワクワクする目標」を達成するために、必要な勉強をしていきますよね。
社会人であれば、「生きていく」ために「働く」のです。
言ってみれば、これが究極の目標であり、手段です。


私はフリーランスとして、どうにか「生きていく」ための最低目標はクリアできたように思います。
ではその先、どうしたらいいのか?
鮒谷さんの言葉に触発されて
「もっと、ワクワクするような目標設定をして、自分を奮起させたい!」と心から思ったのです。


物欲のあまりない私ですが、具体的に、本当に欲しいものは何か、考えました。
「それを手に入れたい!」という思いが私をがんばらせてくれる、それって何だろう??
すご〜く一生懸命考えて出た答えが、「家を買おう!」ということでした。


これは、私の今の生活・仕事を見直したときに出てきた「欲しいもの」です。
今、自宅で仕事をしているのですが、仕事をするスペースが手狭になっていて、それで能率が上がらないことに気づいたのです。
「部屋を広々と使って、仕事に今以上に集中したい」
「新しい仕事部屋には、新しいパソコンが欲しい」
「本棚をもっと増やしたい」
「仕事関係の人と、打ち合わせできるスペースが自宅にも欲しい」
プライベートでは、
「時には友だちを呼んで、ホームパーティーをしてみたい」
「音楽を立体的に楽しめるスピーカーと部屋が欲しい」
など、まあ、次から次へと「欲しいもの」が出てきたのです。


鮒谷さんのおっしゃっていたように、これを考えたとき、私はワクワクしてきました。
「ああ、これを手に入れるために、今より収入を増やさなきゃ! もっと仕事がんばらなきゃ!」とストレートに思えたのです。


「家を買う」という目標は、私の仕事へのモチベーションを高める最大の動機になりました。
それまでの自分は、どこか、「仕事の目標は、仕事の中に」という思いが強かったように思います。
もっともっと、自分に正直になって、自分を掘り下げて考えていくと、目標は見えてくるのだと気づいたのです。


新年を迎えた今、「自分は目標を見失っているな」と思う方もいらっしゃるでしょう。
ぜひ、自分の「今」を見つめ直して、そこから「将来に向けてワクワクする自分」を発見してください。
目標に向けてひた走る自分を、もっともっと楽しめるはずです。
もっともっと、がんばれるはずです。


今年は亥年亥年といえば、猪突猛進です。
2007年、ともにワクワク、楽しく突っ走れるよう、お互いにがんばりましょう。
本年もまた、よろしくお願いします。