大学院ってどんなところ?


こんにちは。暖冬とはいえ、時折気温が下がる日があるので、油断すると風邪をひきそうになりますね。
皆さんお元気でいらっしゃいますか?


さて、これをご覧になっている方の中には、キャリアデザインの1つとして、大学院進学を考えている方もいらっしゃるのではないかと思います。


私自身も、数年前まで大学院に通っていました。
ただ、「仕事に役立つスキルを身に付ける」というよりは、「もう少し学びたい」という単純な理由で学部卒業後すぐに出身大学の院に入ったんですね。


ですが、その考えが甘かったことに、入学後すぐに思い知らされました。


授業で扱う文献はほとんど英語なので、1コマの授業のために30〜40頁の英文を読み込んでレジュメを作らなければならず、週に数日徹夜はあたりまえでした。
先生からの対応も学部生のときと全く異なり、急に厳しくなるんです。専門用語を交えながらだだっと質問されるのですが、1年目の時はそもそもその質問の意味がわからず、でも怖くて聞き返すこともできないような状態でした。


泳げないままで海に放り出されて、さあ泳いでごらんといわれたような感じがしましたね。


そのようなわけで、修士の数年間は無我夢中で過ぎ去ったのですが、今から思い返すと、きつかった分だけ・自力で泳ぎを覚えた分だけの、多くのものを得られたように思います。
本音で何でも話せる友人や、感動できる論文・研究との出合い、論理的に考え・書く力、プレゼンテーション能力、面接慣れ…などなど。


(特に「面接慣れ」は、日頃からばしばし批判されているためか、圧迫面接できついことを言われても「きつい」と思わず、圧迫だと気づきません! 就職活動の時は本当に感謝しました…。)


私は結局、研究者にはならずに一般就職をする道を選びましたが、今から考えてもやはり、行っておいてよかったなと思います。
ただ、入学前も入学した後も、院試対策から始まり、論文の調べ方・書き方などに至るまで、様々な情報が不足しているのにもかかわらず、手取り足取り教えてくれる人なんて誰もいませんから、本当に苦労したんですね。


就職して、希望通りに大学院入試対策の講座を開発・運営する仕事をさせていただいている今、自分自身の大学院での経験を活かして、大学院に行きたいと思っている人、あるいはどうしようかなと迷っている人を応援し、入学前・入学後を問わず、少しでも役立つサービスをお届けできたらなと思っています。


Z会キャリア開発コースのサイトでは、大学院に関する様々な情報をアップし、大学院入試対策の講座をご紹介していますので、大学院に興味のある方は、是非一度のぞいてみてください。
大学院進学に関するご質問もいつでも受け付けていますから、何なりと、お気軽にご相談くださいね。



(すぎもと)