モチベーション
4月からさかいさんと同じくスタッフに加わることになりましたドウニシと申します。
法科大学院適性試験講座や行政書士講座の担当となりました。
法学部出身で学生時代は司法試験受験のため法律を勉強していました。
そんなわけで、今日は法律の勉強について書いてみたいと思います。
法律というと堅苦しいイメージですし、実際に勉強を始めてみても抽象的な話ばかりでうんざりしてしまうことがあると思います。
そこで・・・
例えば刑法の分野なのですが、無銭飲食(いわゆる食い逃げ)のお話があります。
1.わざとお財布を持たずにお店に行き、注文して食べた後逃走。
この場合は詐欺罪が成立します。
しかし、
2.お財布を持って行くのを忘れてお店に行き、注文して食べた後それに気づき、無言で逃走。
この場合はなんと詐欺罪が成立しません。
理由は1の事例の場合は注文行為が欺もう行為(だます行為)にあたり、出されたものを食べた時点で詐欺罪が成立するのですが、2の事例では注文時点で犯行の意思がなく、欺もう行為にあたらない、かつ以降も欺詐行為はしてないので詐欺罪が成立しないのです。
なるほどと言えばなるほどですが、なんだか不思議ですよね。
(もちろん詐欺罪が成立しないからといって、無銭飲食を推奨しているわけではありません。
当然してはいけないことです。)
こんな風に具体的な事例や判例でおもしろいと思うものを発見していくと、モチベーションが上がる↑のでおすすめです。
法律に限ったことではないですが、どんな小さなことでも勉強していく中でおもしろいな、
楽しいなと思えることはとても大切なことだと思います。
勉強は継続することが大事ですが、そのためには興味を持ち続けられなければいけませんからね。
いつもそういう感覚を持っていられる人でありたいものです。
(ドウニシ)