こま切れ学習は効果的?


こんにちは。日々学習に励まれていることと思います。


さて,毎日の学習において,こんな目標を掲げている人もいらっしゃるでしょう。


「1日10分でもいいから英語に接する!」


しかし,果たしてそれでいいのでしょうか。


「とにかく勘を忘れないようにする」という目的ならそれでいいかもしれません。また,
「何もやらないよりはずっとまし」。
確かにそれはそうです。
でも,"TOEIC対策"としてそのやり方をとるのは少々問題があると思います。


TOEICは,「200問,合計2時間」の超ハードなテストです。
2時間といえば,マラソンに近い時間ですよね。
ラソン選手が,普段のトレーニングとして「5分か10分走り込んで終わり」などというやり方をするでしょうか? もしそうだとすると,走り始めて30分もしないうちに息切れすることは間違いありません。


もちろん,TOEICを受験する人が皆マラソンランナーのようなプロというわけではありませんが,プロ・アマ関係なく,2時間の過酷なレースを走り切るためのトレーニングとしては,それなりのボリュームが必要なはずです。
そもそもふだんの日常生活で2時間もの間ずっと英語漬けになることってそんなにありません。
だから,やるからにはその状態をできるだけ忠実にシミュレートする必要があると思うのです。


レーニングの意義は,「負荷をかける」ことにあります。
5分10分で勉強した気分になって打ち切りにしても,本当の力はつかないと思います。
たった5分で終わるトレーニングを「毎日」続けるよりも,30分や1時間集中して取り組む訓練を「週に2,3回」やる。
あくまで「TOEICの対策として」ですが,こちらのほうがずっと効果があるのでは・・・と思います。


(ちなみにダイエットには一日少しでもいいから身体を動かすことが効果的であることは言うまでもありませんが・・・)


社会人ともなると語学の勉強ばかりに時間が割けないですから,「毎日少しずつでもやらなければ」という義務感に囚われるよりも,週末などに一気にまとめてやるほうが意外に効果が出るかもしれませんよ?


(アンザイ)