要介護認定の流れを実学習しました


こんにちは。社労士講座担当のイシワタです。
先週の金曜日は社労士試験の合格発表でした。
合格された受験生の方、おめでとうございます。
残念ながら不合格だった方、いろいろとつらいところですが、ここまでがんばって勉強してきた努力を将来に生かすためにも、気持ちを切り替え、新しい目標に向かってスタートを切っていただきたいと思います。
Z会社労士講座も11月から2008年度試験対策講座が始まりました。再受験の準備を始めるにあたっては、Z会講座もご検討いただけると幸いです。


さて、今日は我が家の事件を紹介します。


私は、妻と子ども、妻の母親と同居しています。
妻の母親は高齢のため、近年、なかなか思うように体が動かせなくなっており、一昨年より要介護認定を受け(当時、要介護2)、介護保険サービスを利用していました。
私はZ会でフルタイムの仕事に就いていますが、妻も常勤の仕事をもっており、子どもは学校に通っているため、日中、彼女は1人です。そこで、これまではデイケアサービスと訪問介護サービスを組合せ、1人になる時間帯でもやっていけるようにしてきました。


この9月、要介護認定の有効期限満了を迎えたので、主治医からの書類の提出(意見提出)や面接調査などの認定審査が再度、行なわれました。


今年はたいへん暑い夏でしたが、そのせいか、結果を待つ間に、体調を崩してしまった妻の母親は通常の食事が困難になり、2週間ほど入院をしてしまいました。
その後、認定が届いたのですが、結果は要支援2でした。いっしょに暮らす家族としては、彼女の状態が改善したとは考えられず、また、面接調査後ではありますが入院をしたというのに、介護状態が2段階軽くなったという判定です。


このままでは、これまで利用していた介護サービスが利用できなくなることになってしまいます。そこで、再審査を請求したところ、認定結果は要介護1に変わりました。
これから再度、ケアプランを作ることになるでしょうが、従来と大きな変更がないような形で、母親が日々の生活を送ることができることを願っています。


高齢者を巡る公的介護・医療保険制度は、対象者の増加やサービス利用の拡大に伴い、当初の事業計画に沿った各種事業は、収支のバランスが取れなくなってきています。そのため、ここ数年、介護保険法の改正や高齢者医療確保法の施行など、相次いで制度に手を加えています。


妻の母親の件も、法改正だけでなく、それに伴う認定方法の厳格化や基準の変更など、運用面の変化が背景にあるものと思います。身近な実例で社会保険制度の実態を勉強してしまいました。

(イシワタ)