10:00
大学入試センター試験当日のリポートを任されたブログ担当の寺西です。
大役なんでドキドキしてます(嘘)。
今日は、センター試験当日、教科を分析するZ会指導課スタッフがどんな動きを見せているか、逐次レポートしていきたいと思います。
あいにくの天候ですが、「センターの日って毎年こうだよね…」という会話が響き渡っている。※しかし、すごい雪ですね…近藤さん(id:jkondo)のページで状況もわかりました。
去年も、おととしも、確かに天気は悪く、交通機関のどこかがマヒする。
「何で自分の時だけ…」と思ったら負け。苦しいのは自分だけじゃない。メザスコムでも小野伸二選手がそう語っている。
他の要因のせいにする人は、自ら学ぶ姿勢が大事な大学での学問についていけなくなるよ…という、大学側からのメッセージなのだろうか。毎年の悪天候は…。
14:00
国語の問題一般開示について、著作権上の処理の関係で、今年は報道機関以外遅れるのではないか、の噂が流れています。
著作権は、著作者の大切な権利なので、大事にするべきだとは思うけど、著作者には「いっぱい(法外な)お金払ってくれなきゃ使わせないよ」という姿勢を過剰に持ちすぎてほしくはないなー。
これが最後までいきつくと、国語の問題集って(結果的に)発刊できなくなっちゃうし(だって今よりはるかに高い冊子価格にしないと、大赤字になっちゃうわけだから…。学習を進める人にとっても、人ごとではない話なんですよ)。
問題を手に入れれば分析はできるし、分析した結果だけをオープンにするのは自由。分析結果は分析した人の著作物だから。
なので、予備校の解答速報も、「問題がなくて分析だけ早く開示される」って傾向になるのは間違いない。けど、それって意味あるの?って気もする…。
Z会は、指導課が「速報性」より「厳密性」を大事にするので、複数の教科担当者が吟味に吟味を重ねた傾向と対策を重点的に公表する企業。だから今まで通りの部分が大きいんですが。
こちらで紹介する傾向と対策も、ささっと作るんではなく見かけ以上に時間かけてるしね〜。
15:00
「今年はどの予備校のサイトも試験問題の開示が遅い」と声々に。どの教科も著作権を過剰に心配しているからかも。そんな私は現社の情報をいろいろ仕入れ、「電車男」に関連する出題があったとかいう情報が!?
個人的には、いいと思う、そのセンス。ネットとか掲示板っていうだけで(お堅い教育関係者には)毛嫌いする人もいるだろうけど、売れた事実は事実だし、嫌いであっても事実とは向かい合わなきゃいけないしね〜。
近くの理科担当がコースの相談の電話に載っている。地歴担当の女性も分析中に電話がかかってきて優しい声で対応している。その一方で、数学担当が張り詰めた表情で机に(問題を編集してるんだろうな…)。
私の前にはMacでイラスト書いているスタッフが。私はこうしてブログを書く。後ろを振り返ると180cm超の課長が著作権のことで英語担当と相談中!?
15:45
はてなダイアリーでリアルタイム感想を書いている方をいろいろ発見しました。受験生のナマの感想、とっても貴重ですので、来年受験される方は是非参考にしてほしいと同時に、見つけさせていただいたお礼を込めて、精一杯の応援を送りたいと思います。(キーワード「Z会」や「センター試験」などで日記リンクを見てみましょう!)
現代社会はどの予備校も「難しかった」とコメントを寄せている模様ですね。また、時事問題が中心になった模様。Z会では時事問題のメルマガを出しているので(誰でも登録できます)、これから登録が増えそう…(私はメルマガも担当していますので、多くの方に情報を届けられるようになるのはうれしいことです。はい。)
17:25
17:30からZ会には中休みがあります。ちょっと息を抜ける時間です。そんな時間にネットサーフィンしてたら、id:komakenさんの日記を発見。私(寺西)の個人的な知り合いのようですが、そんな方でもこのブログを紹介してくれるのは素直に嬉しいっ。
センター試験は英語のリスニング試験前ですね。ドキドキしている方も多いでしょうが、あがり性の方には、「みんなはじめてのことなんだから」と思い、必要以上に緊張はしないよう願いたいものです。
日本史は文化史が多かった模様です。自分も文化史は大の大の大嫌いだったので、今年受けていたらちょっとショックを受けてたかも。「失敗した…」と引きずっていてもしょうがないので、あまりわからなかった人も、気持ちを切り替えてほしいものです。
18:40、1日目終了!
今日センター試験を受験された方、本当にお疲れ様でした!
気合を入れるために、教材スタッフから「おつかれっ!」って声も少しだけフロアで聞こえました(彼らはまだまだ「おつかれっ」って時間ではないんですけどね)。
今のところ、大きな事故などの報告は入っておりません。受験生の方の無事が一番の我々の支えです。
20:20 問題と解答を確認だ!
たった今!問題と解答、毎日新聞さんのホームページでアップされましたよ!こちらで確認してください。
※今回は問題・解答の一般の方への公開が例年より遅く、嘘の情報も結構出回っていますので、注意してくださいね。
ただ、同じ毎日新聞さんで、リスニングの事故について「トラブル相次ぐ」という書き方をしていたのは、どうなのかなあ…と個人的に思ってしまいました。
新しい試験の導入なので、トラブルはつきもの。ICプレーヤー絡みのトラブルが1件もない方が逆に“無事終了!”ということで「ニュース」性があるんじゃないかな。この程度で「相次ぐ」とするのはちょっと…(決してトラブルを肯定するわけじゃないんですが)。
このニュース、Yahoo!のトピックスにもなったんですよね。だから、多くの読者をいち早く呼び込むことにも成功しています。「多くの皆さんに、問題・解答を早く知ってもらえてよかった」という気持ちと、「見出しのつけ方で、過剰に興味を煽るだけのものは(情報を受ける側の立場として)止めてほしいな…」という気持ちが共存して、複雑です。正直。
追記)上記で毎日新聞さんへのリンクを張ってあったのですが、リンク先の記事が途中で変わってしまったようです。申し訳ありません。(リンク先もはずさせていただきました)
現在(22日午前1時46分)は具体的にトラブルに巻き込まれた方の人数が出ていますが(しかも人数が何度か変わったようです)、この記事をしたためた段階(21日午後8時20分)では「東大会場でリスニング時間を遅らせるなど、トラブルが相次いだ」という記事のみで、具体的な数字が明らかになっておらず、違和感を覚えた(たとえば「新しい試験制度のリスニング、トラブルはなかったか?」とかにすべきでは、という感覚ですかね)、という気持ちを書かせていただいた、とお考えくださいませ。
さらに、トラブルの発生が数多く見越されるようなテストそのものの存在意義は?トラブルが起こった場合の対処はしっかりできているのか?となると、別の議論が必要かと思っています。
リンク内容の変更により捉えられ方が異なる表現になってしまったことを深くお詫び申し上げます(他の方の日記(id:ajiemonさまなど)の指摘により気付きました。実態が明らかになるにつれ記事を更新していかなければいけない新聞媒体社のニュースであることを考慮すべきでした。本当にすいません)。ならびに、誤解を招かないよう、少々表現を変更した上で、再更新させていただきました。
21:00 本日最後に。
ブログ担当の私の「お仕事」はとりあえず21時で終了(試験分析中の指導課のみなさま、ごめんなさいm(_ _)m)。ということで、今日のブログはここでオシマイ。1日バタバタしてたら、机がこんなにひどい状況になっちゃいました(←嘘です。いつもです)。
今、英語担当の方から簡単なコメントをいただきました。
「リスニングは試行テストとそんなに(出題形式も難易度も)変わらない(試行テストがそんなに難しいものではなかったので、「簡単」ということかな)」。「リスニングの影響で問1(発音・アクセント)の形式が変わると思っていたけど、これもそんなに影響がない」。
英語に関しては、新課程でガラッ!と内容まで変わったわけではないようですね。
明日は数学・理科。新課程の影響で、出題範囲や取り扱う内容そのものは変わったかもしれないけど、出題形式や求めている力はいつもと同じの模様ですね。基礎力重視と内容理解(=用語や公式を覚えていることが大切ではなく、その用語がなぜ大切か、公式はどうやって導かれるのか、が大切)という大きな流れに逆らわないよう、直前にちょろっとだけ教科書を見ておきましょう。
あとはゆっくり休んでください。深夜まで携帯メールしないように!(笑
さて、明日はZ会そのものはお休みなんです(実際には、教科を「学問として」大好きな指導課の皆さんは、家でセンター試験の問題を(お仕事ではなく)興味・関心でいろいろ分析するんですけどね)。なので、このような実況中継は残念ながらなし。
ただ、今からちょろちょろと私自身もセンターの問題を解いてみますので(なんせ現役のときは750点overの腕前!?だからね)、個人的な感想を、余裕があればここで書きたいと思ってます。